モンタナのマディソン山脈8100フィートに位置するレジデンス。厳しい季節や環境を楽しめるハウジングツアー。
Architects: Stuart Silk Architects
Photography : Aaron Leitz & Whitney Kamman
The massing and materials of this house are derived from the powerful landscape.
まずは表の顔。シンプルな道路側からのデザインは二つの厚みある壁がエントランスのポイントでありシグネーチャー。壁に向かって進むことで特別なエリアに足を入れるワクワク感が止まらないデザイン。


壁は家の中を貫いてリビングルームに伸びていて、外観と内観のつながりを違和感なく演出。
高低差を利用したリビングは9,800フィートの頂上と空がそのままViewとして見える何とも贅沢すぎる仕様。
インテリアのカラーパレットは最小限にして、あくまで自然の風景との調和のみに焦点をあてたというコンセプト。


モンタナのランドスケープカラーをインテリアに取り入れ、自然石を随所に使用し、洗練された家具、豪華なファブリック、シルク素材のラグマットを空間に加えることで特別な空間がプロデュースされています。
床の交差する感じとか、所々にデザイナーのものすごいこだわりを感じます。こういう床仕上げのアート感はデザイナーのプライドと自信が最高の形になっていますね。
さて。建物の裏の顔は・・・?というと。
“Provided the inspiration for this home and led us to choosing board-formed concrete and Cor-ten steel as the principal exterior materials. ”
板成形コンクリートとCore-ten(耐候性高張力鋼)を採用して、家と岩場の融合化に成功しています。
そしてまだまだある顔が!それがウィンターの顔。
スキーがアクセントになっているウィンターの光景。アクティビティもできる設計は素晴らしいですね。
タイトルをつけるなら、
「自然と共に生きる。現代バージョン。」的な。
こんな別荘なら毎週雪でも通いたいと思わせてくれる素晴らしいモンタナのレジデンスでした。